男性不妊について

男性不妊について

男性不妊はどこで治療?

男性不妊であったとしても、治療の対象が女性になる事が多いです。

とは言え、一部のケースでは男性が治療の対象となる事もあります。

奥様と同じ不妊治療のクリニックで精液検査は受けられたとしても、無精子症の治療は生殖補助医療を専門とする泌尿器科医が専門となります。

なので、女性専門のドクターしかおられない施設だった場合は紹介してもらう事になります。

ただ、先生の口から他の病院にかかるようには言われないかもしれませんので、「男性不妊は専門の泌尿器科のドクターへ」という事を覚えておいた方が良いかもしれません。

 

ただ、最近は不妊専門クリニックでも曜日を決めて男性不妊専門のドクターが診療をされている事が増えてきています。

神戸には男性専門の不妊クリニックも出来ました。

施設のホームページなどをチェックして、どこで検査と治療ができるかチェックするのがお勧めです。

 

また、膣内射精障害のような場合も病院で治療ができます。

自分ひとりで悩まずにクリニックで治療することを検討すれば、お二人にとって良い結果になる可能性が高いです。

どんな検査がある?

●問診

生活習慣など気になる点の確認

 

●精液検査

精液を採取してそれを検査します。
精液1ml中に1,500万個以上、精子運動率40%以上、前進運動率32%以上が基準となります。

 

●触診・視診・超音波検査

精索静脈瘤があるかどうか、大きさなど確認します。

 

●ホルモン検査

採血してホルモンの数値を調べます。

 

以上が多くのクリニックで行っている検査です。

下記の検査も希望者にはするクリニックさんもあります。

 

●SCSA検査(精子DNA断片化検査)

DNAの断片化を調べる検査です。

人工授精や体外受精、顕微授精での成績が不良であるとされてます。

また、流産が増加することも明らかとなっています。

精液検査と同じ方法で採取して検査します。※通常の精液検査には含まれてない検査です。

 

●ORP測定検査(酸化ストレスレベルの測定)

妊娠に繋がらない原因の一つに酸化ストレスがあるとされています。
活性酸素が精子のDNAや細胞膜を損傷し、精子の障害、男性不妊を引き起こしますが、通常の精液検査ではあまり検査されません。
この酸化ストレスレベルを測定する検査が、ORP測定検査です。
酸化の原因は、ストレスや飲酒、タバコ、サウナなど様々です。

精液検査と同じ方法で採取して検査します。

どのような治療をする?

男性不妊の場合、治療法は女性に比べてずっと少ないです。

漢方やビタミン剤を服用される方も多いでしょう。

手術をする場合もあります。

 

●精索静脈瘤

「精索静脈瘤」の診断が出た方は、治療法として手術があります。

精索静脈瘤とは、精巣に静脈瘤ができ、熱に弱い精子にダメージを与えてしまう事になります。

二人目不妊の78%が精索静脈瘤という施設もあるぐらいですので、一人目をすぐに授かった方も「自分は大丈夫」と思わず、念のために検査された方がいいでしょう。

 

手術と聞くと大がかりな状態を思いますが、日帰りでできる施設もあり、仕事で忙しい男性の事を考えて土曜に手術するところもあります。

精索静脈瘤のため妊娠できないと考えられている場合は、この手術をする事で体外受精のみならず、自然妊娠や人工授精での妊娠の可能性も高まります。

しかし、手術の効果は限定的で50~70%と報告されています。

 

●精路再建術

無精子症の手術となります。

無精子症には二種類あります。

「閉塞性」・・・・精子が出て行く道が塞がっている

「非閉塞性」・・・・精子を作る能力に問題がある

 

この「閉塞性」の無精子症では「精路再建術」を行えば自然妊娠が可能になる事もあります。

入院期間は3~4日ぐらいのようです。

 

●Micro-TESE(マイクロテセ)

精子そのものが作られにくい無精子症の場合も、精巣には精子がいる場合があります。

この精巣にいる精子を探し出すために精細管を採って精子を探し出す顕微鏡下の出術が「Micro-TESE」です。

この手術をして培養士が精細管から精子を見つけ出し、顕微授精する事で妊娠へつなげます。

顕微授精を成功させるために新鮮な精子を使う場合は、妻の採卵に合わせて同日に行います。

あまり腕の良くない施設で受けた場合に、男性ホルモンが術後低下する事があります。

多く施術をしているクリニックで受けるのが良いでしょう。

 

 

●膣内射精障害

性交渉で射精ができない。

不妊で悩む射精障害の2人に1人は、「膣内射精障害」と言われています。

つまりは自然妊娠が難しい状態です。

潜在患者数は成人男性の20人に1人とも(推計)。

 

精液検査で問題がなくても、膣内で射精ができないと今後の二人の人生にも関わってきます。

膣内射精障害(重度遅漏)は、主に2つの原因に分かれます。

・不適切なマスターベーション

・心理的な問題(不妊治療に対するプレッシャーなど)

70%以上が「不適切なマスターベーション」による膣内射精障害で、近年膣内射精障害は増加傾向にあります。

長い間の習慣や癖でなりますが、病院での治療ができます。

大阪や神戸にも膣内射精障害に対応している病院がありますので、一人で悩まずに受診する事をおすすめします。

 

心理的な問題の場合は、漢方が有効になる可能性があります。

 

検査と日常生活について

男性の検査は女性に比べて、痛みを伴う事が少なく1日で終わる検査です。

しかし、その時の体調やストレスで精子の数は日によって10倍近く違う事もあります。

なので、一度受けて数値が悪いからと諦めず、何度か受けておく・・・少なくとも2回は受けておくのが良いでしょう。

 

体調やストレスで影響も受けやすいので、そのあたりを漢方でサポートするのも1つの方法です。

また、睾丸を温める事は良くないです。

流行りのボクサーパンツよりもトランクス。

妊活中はサウナは禁止。

など日常でもできる事はあります。

 

また、添加物の多い食事はもちろん、沢山の砂糖が入った炭酸ジュース、缶コーヒーなども避けておくのが良いでしょう。

ちなみに、元気出すためにとエナジードリンクを飲む方もおられますが、糖分が多いので避けた方が良いでしょう。

また次の日に残るほどの大量の飲酒もお勧めできません。

もちろんタバコもお勧めしませんが、どうしても禁煙できない方は、他の部分でフォローしていくよう考えてみてはいかがでしょう?

 


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『不妊症はお友達にはなかなか相談しにくい』という方が多いのではないでしょうか。

 

噂やインターネット上の知識に惑わされ、かえって不安になってしまうものです。

 

漢方のサツマ薬局の子宝(妊活)相談では、専門の漢方カウンセラーが対応いたします。

病院治療にも詳しく、西洋医学を否定するような事はありませんので安心してください。

 

人に話すことで頭の中が整理されることもありますので、まずはご相談され、心の荷物を下ろしてみてはいかがでしょうか。

 

 

アクセス方法

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