基礎体温と漢方の体質

基礎体温とは人が最小限のエネルギーしか使っていないときの体温です。

 

 

基礎体温は婦人体温計を使って、口の中の体温を測ります。

それによって、排卵しているかどうか?などもある程度わかりますが、漢方では体質をみる手がかりにしています。

 

まずは二層に分かれているかどうかを確認します。

低温期と呼ばれる生理後の体温があり、0.2度ほど一度下がって排卵日になります。

その後は高温期になります。

高温期と低温期の差は約0.3~0.5度が目安です。

 

ちなみに基礎体温は体を動かさず床の中で寝たままの状態で検温します。

婦人体温計を舌で押さえ、口を閉じたままで測ります。

 

 

基礎体温から漢方的な体質を読み解き、漢方を選ぶ場合もあります。

基本的な基礎体温

基礎体温

理想的なのは28日周期とされています。

25日~32日ぐらいで、安定して来ていればいいです。

周期が23日など短くなってくると、良い卵子ができないまま排卵している可能性も。

周期が長いと当然その分、妊娠するチャンスが減ってしまいますが、2ヶ月に1回の生理でも妊娠される方はいますので、必要以上に心配されず体質改善に臨まれると良いです。

 

低温期長期型

<血虚・冷え・痰湿タイプ>

排卵するまでに時間がかかるタイプです。

血の不足が関係している事が多い。

経血量が少ない、生理周期が長め(30日以上)、爪や肌、髪などが乾燥しがちだったりする方は「血虚」です。

妊娠・出産に関係する「血」の消耗を減らし、血を増やすことが大事です。

 

生理周期を無理に28日に整えようとされる方がいますが、いい卵子を作る事の方が大事です。

高温期短期型

<気血不足・痰湿・陰虚タイプ>

高温期が短いタイプです。

9日以下です。

黄体機能不全と言われる人もいます。

生命エネルギーや血の栄養が不足しているパターンや、体に余分な水をもっていて体が重だるかったり、ぷよぷよと太り気味のパターンも。

また、陰虚と呼ばれる潤い不足になっていて、生理周期がそもそも短い場合も。

 

ダラダラあがる型

<オ血・陽気不足タイプ>

スッキリ高温期にならず、ダラダラっといつの間にか高温期になるタイプです。

これは血の流れが悪かったり、古い血がある「オ血」状態または、陽の気が不足している時になります。
排卵日がわかりにくいと悩まれる方も。

 

高温期に凹む型

<気虚・陽気不足タイプ>

高温期にポコっと体温が下がる日が交じるタイプ。

生命エネルギー不足(気虚)の方がなりやすいです。

朝が起きにくかったり、体がだるかったりします。

ガタガタ型

<肝鬱気滞タイプ>

基礎体温がガタガタと変動が激しいタイプ。

ストレスが多く、イライラを感じている方に多い。

気血のめぐりが悪くなっている可能性があります。

喉が耳が詰まったように感じる人も。

便通も下痢だったり便秘だったりと乱れやすい人もいます。

全体的に低温型

<陽気不足・気血両虚タイプ>

全体的に体温が低い、高温期と低温期の差が少ないタイプ。

高温期でも36.7℃よりずっと下だったりします。

単純に冷えているだけではなく、元気な卵子を作る気血が不足していたりする事があります。

 

温める漢方を選ぶ事がありまるが、気血を補う漢方を選ぶ場合もあります。

 

全体的に高温型

<血熱・虚熱タイプ>

体温が全体的に高いタイプ。

ホルモン剤を長く飲んでいるとこのタイプになる事も。

のぼせなどを感じる方もいるかもしれません。

 

血を増やしつつ熱を下げる漢方や陰虚に対応している漢方を選びます。

 

フラット型

<腎精不足・痰湿・気滞オ血タイプ>

二層に分かれておらず無排卵タイプです。

卵巣機能かや脳の下垂体のトラブル、または過度なストレスなどで排卵ができていない状態。

多嚢胞性卵巣症候群の場合もあります。

 

補腎効果のある漢方や、痰湿と行って水のトラブルを解消する漢方を選んだり、冷やさないような生活習慣を心がけるようにカウンセリングします。

<基礎体温は目安の一つ>

基礎体温はあなたの今の体の状態を客観的に知る手がかりの一つです。

体質はこれだけをみて判断するワケではなく、舌を見たり問診をしたりして総合的に判断します。

 

また、不正出血などがあった場合は基礎体温表に書いておくといいです。

 

ストレスなどがかかった場合、基礎体温は乱れる事があります。

 

基礎体温を測ること自体がものすごくストレスを感じたりする時は、思い切って体温を測るのをお休みされるのも一つの方法です。

また、全く測った事がない人は測ってみると、正確な生理周期などの把握に役立つこともあります。

 

<漢方の気血水理論>

漢方と病院の治療(現代医学)との違いは様々。
病院の治療が局部を重視する事に対し、漢方では体のシステムのバランスと自然治癒力を重視します。

 

 

下の「気」「血」「水」のバランスがどうなっているかを基礎体温から読み解き体質に合わせたアドバイスをさせていただきます。

詳しくはこちら 

漢方の「気血水」理論
漢方の「気血水」理論

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