不妊治療では妊娠の成立を助けるために多くの薬が使われます。
その多くはホルモン剤で、排卵を促したり、子宮の状態を改善して、受精卵を着床しやすくする効果があります。
飲み始めたら医師からの指示をしっかり守ることが大切です。
副作用などが出た場合は医師に相談するようにして下さい。
卵子が卵巣から排卵(排出)されるのを促進する薬を、排卵誘発剤といいます。
妊娠率を上げる目的でもよく用いられます。
◆脳に働きかけ細胞を育てる指令を出させる
・クロミフェン
・セキソビット
・セロフェン
◆卵巣に働きかけ卵胞を育てる
・ゴナピュール(注射)
・フェリルモンP(注射)
・フェリング(注射)
・フォリスチムペン(注射)
・ゴナールエフペン(注射)
◆排卵させる
・HCG(注射)
無排卵の状態をつくり、排卵誘発剤を服用する前に卵巣を休ませる時や、黄体機能不全の治療などに使われます。
・プラノバール
・トリキュラー
卵胞ホルモンが不足しているときに処方されます。
子宮内膜を増殖させて着床しやすい状態にするときや、月経不順や無月経を治療するときにも使われます。
・プレマリン
・エストラーナ(貼り薬)
黄体機能不全など黄体ホルモンの分泌が十分でなときや、体外受精などで受精卵を着床しやすい環境にするために使われます。
・デュファストン
・ルトラール
・ウトロゲスタン(膣剤)
・ルティナス(膣剤)
・プロゲステロン(注射)
・プロゲデポー(注射)
排卵誘発剤と合わせて使われることが多い薬です。
体外受精などを行う場合は、排卵誘発剤で成熟した卵胞が採卵前に排卵しないようにするために使われます。
・ブセレキュア(点鼻)
・セトロタイド(注射)
・ガニレスト(注射)
勃起障害を改善するために使用されます。
薬を使って射精しても、精子に影響はないといわれています。
・バイアグラ
・シアリス
体質に合えば、血流がよくなりホルモンバランスが整います。
不妊以外の体の調子まで整う事が多いです。
体質に合わせて使いますが、よく使われる処方をリストアップします。
・当帰芍薬散
・加味逍遥散
・加味帰脾湯
・温経湯
・八味地黄丸
・桂枝茯苓丸
・十全大補湯
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯
治療状況によっては、そのクリニックオリジナルのサプリメントやメラトニン、EPAなどのサプリメントを勧められる事があります。
・EPA
・メラトニン
・ビタミン類
・ミネラル(鉄や亜鉛など)
・DHEA
『不妊症はお友達にはなかなか相談しにくい』という方が多いのではないでしょうか。
噂やインターネット上の知識に惑わされ、かえって不安になってしまうものです。
漢方のサツマ薬局の子宝(妊活)相談では、専門の漢方カウンセラーが対応いたします。
病院治療にも詳しく、西洋医学を否定するような事はありませんので安心してください。
人に話すことで頭の中が整理されることもありますので、まずはご相談され、心の荷物を下ろしてみてはいかがでしょうか。