これから不妊治療したいなぁって考えている方、なかなか一歩を踏み出せず検査に行けない方もおられますよね。
あるママ友さんの話です。
私が「妊活相談を専門にやってるよ」という事を話した際に、むかしそのママ友さんも治療しようと思って病院に行ったという話をしてくれました。
「そこで自分はもう歳だからモタモタしている時間はないって思って、病院行ってすぐに『顕微授精でお願いします!』って言ってん」
ドクターには、まぁまぁよく考えなさいとたしなめられて見積もりを渡されたそうです。
「そしたらもう、ビックリして。すごいね金額」
速攻で撃沈し、
『タイミングからで。。。(*´艸`*)』
とお願いして、数カ月後に無事に妊娠・出産したそうです。
妊活初心者なら『顕微授精さえすれば確実!』って思うんだなぁと知りました。
しかし、高額であれば高額であるほど確率の高い治療ではないんですよね。
飲食店とかなら、高額だったらそんなに外さないのに、何この矛盾(涙)
とは言うものの、
「確率の差ってどれぐらい??」
って知りたくなりますよね。
ちょうど、その実験をした報告があったのでお伝えします。
実験対象者は、原因不明の不妊症の方(18歳~38歳)です。
602組の原因不明不妊カップルの1年後(ヨーロッパ)。
3パターンの治療法にわけて統計を出したそうです。
※統計の資料は一番下部分に記載
この原因不明の中には《高齢女性》 《少なくとも片方の卵管は通っている》 《軽度の男性不妊》 も含まれています。
※卵管が詰まってるというような方は除外となります。
一年後の結果・・・・
すると、なんという事でしょう。
積極的な卵巣刺激をした体外受精と人工授精と妊娠率はなんと【5%】ほどしか変わりがありませんでした!
しかも妊娠までの平均期間も8~9ヶ月とほとんど差はありませんでした。
年齢が上がっていると、
「金銭的」「肉体的」な負担
を差し置いて、妊娠しやすい確率で
「すぐに体外受精でいきましょう」
となる事があります。
しかし、この結果を見る限りすぐに体外受精にステップアップしてもあまり関係ないと感じますね。
もちろん原因不明の場合ですが、多くの方が原因不明で悩まれているので参考になるのではないでしょうか?
漢方では西洋医学的な病名などはつかなくても治療する事ができます。
その方にとって一番体のパフォーマンスが良い状態になれば、おのずと妊娠するのではないかと考えます。
なので、漢方は原因不明の不妊症を得意とする所なんです。
漢方で生理痛も無くなったり、ストレスも楽になったり、元気も出てきたりしますので、とりわけ原因不明の方には十分に価値のある治療法だと思います。
【602組の原因不明不妊カップルの1年後】
・治療方法
1)卵巣刺激を行う体外受精(選択的単一胚移植)3周期+凍結融解胚移植
2)マイルドな刺激を行う体外受精6周期
3)排卵誘発+人工授精6周期
・1年後に出産に至った確率
1)52%
2)43%
3)47%
・平均の妊娠までに要した期間
1)8.04ヶ月
2)8.32ヶ月
3)8.39ヶ月
参考サイト:妊娠しやすいカラダづくりより