筋腫の場所や大きさによっては手術が必要となることがあります。
粘膜下筋腫という子宮内腔に突出した状態になると着床を障害する確率が高いため、手術によってとる事になります。
妊娠にはタイムリミットがありますので、場所と大きさ等によっては手術をされる方が近道となる場合があります。
また、子宮内腔に突出していないものでも、大きなものは手術となる場合があります。
子宮頸部に筋腫ができた場合、精子が登って行くのを障害する事があります。
卵管間質部付近に筋腫ができ、卵管間質部の狭窄が起きた時も、精子の移動を障害する事があります。
手術によって摘出した場合も、体質が変わるわけではありませんので再発される方もおられます。
筋腫は痰濁やオ血が原因と漢方では考えられています。
ちなみに痰濁というのは、余計な水がネバっとしている状態、オ血というのは血の滞りが起こっている状態と考えます。
こういった体質の方は雨が降る日は、足が重だるくなったり、イボなどができやすかったりします。
オ血の方は、目の下にクマなどができやすかったり、生理に塊があったりします。
手術して筋腫がなくなっても体質が変わるワケではないのですので、再発予防の一つとして漢方や生活養生を取り入れてみてはどうでしょうか。