No.0043 自分が納得することが大事

とあるドクターの本を読んでいたら

 

40代で「自然に妊娠したい」なんて不自然な話というタイトルが付けられた文章がありました。

 

この見出しだけだと40代がショック過ぎますが、別に40代で自然妊娠が無理って話ではなくて、「自然に」にこだわるあまり、このドクターの元に来た時には手遅れだったという患者さんを何人も見てきたから、それはあまりにも気の毒だという内容でした。

 

だから薬を使う事などに対してポジティブになって欲しい。

これが腑に落ちるとステップアップにも抵抗が少なくなる・・・素早い妊娠につながるという事だと私は理解しました。

 

 

ドクターらしい考えだなぁと私は思いました。

妊娠して早く赤ちゃんを抱かせてあげる事が、患者さんにとって一番良い事で全ての解決法だと信念を持っている。

 

 

以前、私も同じように考えてました。

 

でも、目の前のお客様は、体外受精を拒む方や視野に入れてない方がけっこう多いのです。

 

 

身体づくりも、高度不妊治療もどちらも同時にやっちゃえば早いのに。

というジレンマを最初は抱えていました。

 

 

 

けれど、私の考え方はとある人の話を聞いて変わりました。

 

 

「授かっても後悔する人がいる」

 

 

 

 

これは私にとって衝撃的でした

 

 

強引に体外受精したとしても、授かって目の前に赤ちゃんがいたら「良かった!」ってなると思っていたから。

今考えるとそれまでのご相談では、病院治療を拒む人には「病院も良いよ」と私は無意識に説得にかかっていたかもしれません。

 

 

 

 

「授かっても後悔する人がいる」と聞いてからは、だいぶ考え方がシフトしました。

 

自分が納得しないと、良い結果であっても後悔する人はいる。

 

 

 

もし自然妊娠を希望していた人が、治療に流されたという形で体外受精をして授かったとしても

 

「私、これで良かったのかな?他に方法があったのではないのかな?」

 

と思い後悔する人もいる。

 

 

 

 

 

 

それを知っているので、私としては心がついてきてないのであれば、無理にステップアップしなくても良いと思っています。

私だったら、「結果オーライ♪」と思えますが、そうでない人も沢山おられます。

その人の性格なので、それはそれでいいのです。

 

 

ただし、そのリスクを理解してたら

 

何も知らずに、ただ「自然妊娠がいい」として、妊娠しやすい時期をただ漫然と過ごすのは勿体ないと思います。

年齢が上がると妊娠しずらい身体に通常はなっていくものなのです。

そして、40代半ばになって慌てて高度不妊治療に飛び込むというのはリスクが大きいです。

 

 

 

では、とりあえずはどうしましょう?

 

 

私はまずは不妊の専門クリニックでの一通りの検査を勧めています。

 

 

ここで重要なのは「不妊専門クリニックでの検査」をする事です。

たまに「子宮頸がんの検査してきました」という方がいますが、それでは自然妊娠可能かどうかがわからないのです。

 

 

精子初見がかなり悪い、卵管が詰まっている、などがあったら、すぐにでも体外受精の事を視野にいれておく方が良いから専門クリニックへ。

 

簡単に例を出すと、卵管造影という検査がありますが、婦人科ならどこででもできるワケではないのです。

けど、卵管造影しないと「卵管が通っているかどうか?」はわからないです。

 

 

ちなみに「卵管閉塞」とわかっても、体外受精を無理にする必要はないです。

授からない人生をご夫婦で検討する必要があるという事です。

 

 

 

 

精子がいない場合はご主人の治療が必要です。

手術が必要になる場合もあるでしょうし、手術ではどうにもならないパターンもあります。

 

 

 

検査を一通りして、考えたらいいと思うんです。

 

うっかり検査をしたら治療をしないといけない、体外受精を無理やり勧められる・・・と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。

スッパリ断ったらいいですし、断り下手ならば「あとで夫と話をしてみます」とかなんか言ってその場で即答しなければいいんです。

怒られたらそのクリニックには二度と行かなければいいだけの話なのです。(そんな事はないと思いますが。。。)

 

 

 

ちなみに体外受精を最後の切り札みたいに思って、最後の最後にとっておく人もおられますが、そんなに万能ではないです。

 

以外と成功率の低い治療法になります。

(年齢にもよりますが)

 

だから自分の状況を知っておくのは大切だと私は思います。

 

 

 

検査しながら、体作りをするのも良いですし、治療をしながらでも良いです。

 

「体外受精」か「漢方か」となる方もいますが、併用の方がオススメです。

 

 

 

あと、大事なのはメンタルもです。

 

心と身体は両輪です。

 

 

 

クリニックに通うかどうか、メリット・メリットをじっくり話し合う事もいるかと思います。

 

 

 

気持ちを吐き出す事、専門のクリニックの事など、一括で相談できるのが妊活カウンセリングになります。

 

治療をした友達に相談・・・も良いですが、カウンセリングの技術と妊活の知識を両方もった相談員に相談するのも一つの方法ですよ。

 

 

 

病院治療にも詳しい妊活専門カウンセラーが在籍しています

『不妊症はお友達にはなかなか相談しにくい』という方が多いのではないでしょうか。

 

噂やインターネット上の知識に惑わされ、かえって不安になってしまうものです。

 

漢方のサツマ薬局の子宝(妊活)相談では、専門の漢方カウンセラーが対応いたします。

病院治療にも詳しく、西洋医学を否定するような事はありませんので安心してください。

 

人に話すことで頭の中が整理されることもありますので、まずはご相談され、心の荷物を下ろしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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